第2回 冬の交流コンサート レポート

「クラシック音楽を楽しむ街・荻窪」の会は新たな企画として2016年1月25日(月)に「荻窪音楽祭 第2回 冬の交流コンサート」を開催いたしました。

今回のコンサートは、秋に行われている本祭期間以外での「音楽祭に参加している音楽家の皆さま」、「応援してくださるサポーターやボランティアの皆さま」、「地域の皆さま」、そして「観客の皆さま」との交流促進を目的として企画され、第2回には“ハープ奏者の若きミューズ”有馬律子さんをお迎えして開催しました。温かく清らかな音色に満員の会場が包み込まれるような体験をし、とても感動しました。

 

Program

J.B.ルイエ:トッカータ

J.M.ダマーズ:シシリエンヌ ヴァリエ

H.ルニエ:レジェンド

E.パリッシュ=アルヴァース:セレナーデ op.83

C.ドビュッシー:アラベスク第1番

C.ドビュッシー:アラベスク第2番

F.ゴドフロア:ヴェニスの謝肉祭op.184

コンサート終了後、「BLOOK MARKS」にて懇談会を行いました。

懇談会には有馬律子さんにもご出席いただき、参加されたサポーター・ボランティアの皆さまは、演奏者と直接コミュニケーションをとれる貴重な機会を体験されたようです。

演奏者プロフィル

有馬律子

ARIMA Ritsuko

 

3歳よりピアノ、8歳よりハープを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2015年同大学を卒業し、同声会賞を受賞。同声会新人演奏会にも出演。最終学年であった2014年には藝大モーニングコンサートにてロドリーゴ作曲アランフエス協奏曲を藝大フィルと共演した。藝大卒業まで、ジュニアフィルハーモニックオーケストラのメンバーとしても活躍した。

在学中の一昨年9月より「弦の国」と言われるチェコの第二の都市・ブルノの国立ブルノフィルハーモニー管弦楽団にアカデミー生として所属し、今年の6月まで約2年間の研鑽を積んでいるところである。昨年9月には一時帰国して杉並公会堂小ホールにて4回目のソロリサイタルを開催し、満員の聴衆の絶賛を浴びた。その演奏は強靭さと繊細さを兼ね備えていて、いかなる技巧的な曲も弾きこなしてしまい、現在の日本のハープ界で最も将来を嘱望されている奏者のひとりである。その例として、CD「翔く若手ハーピスト2010」の演奏者に名を連ねている。また、大学1年の2012年の初春には、杉並区内の城西病院で催されている「城西病院ホスピタリティコンサート」のニューイヤーコンサートの演奏者に選ばれている。

受賞歴は華々しく、2006年第18回日本ハープコンクールジュニア部門第2位、2008年第20回日本ハープコンクールアドバンス部門第2位、2010年第2回ハンガリー国際ハープコンクール21歳以下の部で第3位を受賞した。また、昨秋開催された第27回日本ハープコンクールのプロフェッショナル部門において第1位の栄冠を獲得した。

これまでに、ハープを迫本宣子、早川りさこ、木村茉莉、ヤナ・ブシュコヴァの各氏に、ピアノを藤原亜美、江口玲の各氏に師事している。留守宅は中野区内。

主催:「クラシック音楽を楽しむ街・荻窪」の会

共催:杉並区/南相馬市教育委員会/杉並公会堂(株式会社京王設備サービス)/公益財団法人 日本フィルハーモニー交響楽団

後援:杉並区教育委員会/南相馬市/公益社団法人荻窪法人会/東京商工会議所杉並支部

協力:中央線あるあるPROJECT実行委員会

【荻窪音楽祭事務局】〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-18-11 サニーシティ荻窪203   TEL 03-5347-0244 FAX 03-5335-7888

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